憲法改正 2016 5 3

 まず、日本国憲法第9条を読んでみましょう。
「第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久に、これを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。」
 これだけ読むと、
あまりにも無防備な日本になってしまいます。
 しかしながら、実態は、大きく違います。
「強力なアメリカ軍」と「日本国憲法第9条」がセットになっています。
 つまり、強力なアメリカ軍の上に、日本国憲法第9条が存在しています。
要するに、日米安全保障条約と日本国憲法が、日本の基本法になっているのです。
 ところが、オバマ大統領が「世界の警察官をやめる」と演説しました。
これは、オバマ大統領の単なる思いつきではなく、
アメリカ国内の雰囲気を代弁したものです。
アメリカは、内向きになりつつあります。
 アメリカは、豊かな国です。
肥沃な大地、豊富な農産物、豊富な地下資源。
 さらに、シェール革命によって、
アメリカは、世界最大の産油国となりました。
こうなると、アメリカは、「鎖国」をしても成り立つ国になります。
 一方、日本は資源がないので、
資源どころか、食料までも世界中から輸入しています。
さらに、日本製品を世界の果てまで輸出しています。
 そういうわけで、日本は、
世界最大の海上交通路を有していると言ってよいでしょう。
 今までは、世界の警察官を自任していたアメリカが、
日本の海上交通路を「ついでに」守ってきました。
 しかし、今や、アメリカは、
「世界の警察官をやめる」と言うのです。
 これからの日本は、アメリカに依存するのではなく、
「自分の国は自分で守る」という憲法に改正すべきです。

かごの中の鳥 2010 5 22

「米軍が見た自衛隊の実力」(北村 淳)から引用
 極めて情けない話だが、
「海上自衛隊の艦艇がマラッカ海峡を通過する前に、
われわれがP-3を出して安全を確認している」という話を、
アメリカ海軍P-3部隊関係者から聞いたことがある。
 いくらなんでも、そのようなことはないだろうと思っていたところ、
海上自衛隊のP-3C部隊関係者から、
「そのような事実もあった」という話を聞いた。
 自国の軍隊すらアメリカ海軍によって護ってもらっているのでは、
アメリカ海軍に「われわれが日本のシーレーンをオープンにしている」と豪語されても仕方ない。
































































































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